ぎっくり腰


ぎっくり(ギックリ)腰とは

ぎっくり(ギックリ)腰は物を持ち上げたり、かがんだりした拍子に突然痛みが走り、動けなくなる急性腰痛の状態のことを言います。必ずしも重いものを持った拍子というわけではなく、体のちょっとした転換の時、くしゃみをした時などなんでもないようなことをきっかけにぎっくり腰は発症し、痛みが強く出るのがぎっくり腰の特徴です。

今まで何でもなかったものが突然の痛みに襲われるため、急に悪くなったと思いがちですが、以前からの腰の不調を思い当たる方多いのではないでしょうか。突然の痛みでも、その原因は以前からの慢性腰痛、骨格の歪みや筋疲労の蓄積があり、起こるべきして起こったものとも言えるでしょう。地盤のずれが限界が来ると、突然起こる地震に似ています。

ぎっくり腰を起こす人は繰り返す傾向があり、基本的な構造の歪みがあると、日頃からまわりの筋肉や関節に負担がかかっています。それが限界に達し、支えきれなくなった時、疲れがたまった時などに再発を繰り返します。

ぎっくり腰直後は痛みがとても強いのが普通です。痛む時は無理に動かず、1、2日安静にしていれば痛みが減ってきますので、それから治療をしても遅くありません。ただし、下肢に強い痺れがあって感覚が麻痺している時、排尿のコントロールができない時(膀胱・直腸障害)、足首が垂れてしまう(下垂足)ような状態の時は緊急に病院で受診する必要があります。

痛みは直後より、だんだん痛みが増すことが多く、しばらくしてからやその翌日にかけてピークを向かえます。痛めたあとはなるべく動かず安静にしているほうが悪化を防ぎます。なんとか動けるからと動きすぎると、そのあとからひどく痛むことがありますので、注意してください。

ぎっくり(ギックリ)腰

 

ぎっくり(ギックリ)腰のとりあえずの対処法

ぎっくり腰を起こした直後は筋肉が炎症を起こしています。この炎症を鎮めるために冷やすことが大切です。シップなどは体温ですぐ温かくなってしまい、効果が限定的です。

氷で冷やすと効果的です。氷で感覚が鈍くなるぐらいまで冷やしたら、感覚が戻るまで休みます。感覚が戻ったら、また冷やすの繰り返しを3回ぐらい行います。

 

お風呂は入らないようにしてください。まず冷やすが基本です

楽な状態で安静を保ちます。横向きになって膝を曲げるか、あおむけになって膝を曲げクッションなどを下に入れると楽に寝られると思います。自分が一番楽だと思える姿勢を探し、安静を保ちます。

 

ぎっくり腰直後のマッサージは避けたほうが無難です

痛みが強いときの患部へのマッサージは、炎症をさらに広げる可能性があり、避けたほうが無難です。痛みが強いときはなるべく患部から離れている部分から治療を始めるほうが安全です。

ある程度痛みがとれてきた段階でのマッサージは有効な場合が多いです。

 

痛みが強いときに活動すると、さらに痛みを悪化させます

痛みが強いときは、たとえ動けたとしても、なるべく安静を心がけてください。動けていても無理をすると、あとから強い痛みがでることが多いです。

 

痛みは強くても、自力で来院でき、ベットに腰掛けていられる状態であれば、治療可能です

ぎっくり腰直後の強い痛みは自力でなんとか歩いて来られる、ベットに座っていられる状態であれば、受診されることをお勧めします。

椎間板ヘルニアの疑いがないぎっくり腰であれば、1回の治療で、かなり楽になって帰れます。

 

ぎっくり(ギックリ)腰の原因

ぎっくり腰の原因は大きく分けてふたつです。ひとつは筋骨格的な問題によるもの、ふたつ目は椎間板ヘルニアを疑うものです。

 

1 筋・骨格的な問題によるもの

大多数はこれらを原因とした痛みです。これらを原因としたものは比較的早く回復するものが多数です。

筋肉、骨格系の問題から起こるぎっくり腰は、普段から腰痛や腰の違和感がある場合と、普段は自覚症状がなく、突然発症するものとが混在しています。自覚症状があるないにかかわらず、積年の筋疲労や歪みが限界に達し、発症したものです。長年のエネルギーの蓄積で起こる地震と似ています。

痛みはかなり強いことが多いですが、じっとしていれば痛くない、下肢に強いしびれや痛みがない、排尿のコントロールは問題ない、足首が垂れてしまっていないなど、椎間板ヘルニアを疑う症状がなければ、心配いらないものがほとんどです。

自力でなんとか歩いて来られる、ベットに座っていられる状態であれば、早めに受診されることをお勧めします。 椎間板ヘルニアの疑いがないぎっくり腰は、1回の治療で、かなり楽になって帰れます。

 

2 椎間板ヘルニアが疑わしいもの

ぎっくり腰で来院される一部に椎間板ヘルニアを疑うものが含まれています。このケースでは、普段から腰痛や腰の違和感があったり、何度もぎっくり腰を繰り返したりしているうちに椎間板ヘルニアに移行してしまう場合が多いです。

下肢の痛みやしびれが非常に強い、足首がだらんとたれてしまう(下垂足)などの症状があるときは、救急で病院を受診してください。そこまでひどい症状でなくても、疑わしいケースでは、必要に応じてMRI検査を受けていただきます。当院より飯田橋か新宿のクリニックをご紹介いたします。

椎間板ヘルニアを原因とした痛みは治るまでに時間を要します。

ぎっくり腰で注意が必要なものは、こちらのケースです。

重度の椎間板ヘルニアの疑いがあるものは、痛み以外に強いしびれ、重度の歩行困難、著しい筋力低下(下垂足)などの症状を伴いますので、これらの症状があれば、すぐに病院を受診してください。

逆に痛みは強くても、上記のような症状のないぎっくり腰は心配のいらないものがほとんどです。

 

ぎっくり(ギックリ)腰の症状

ぎっくり腰の症状は、動作時の痛み、腰が前かがみになったまま伸ばせなくなる、この2点はほとんどの患者さんに共通します。そのほか、腰の強いはり感、熱感、咳をすると響くなどの症状を伴うものが多いです。痛みはかなり強く出ます。

前述の下肢に強い感覚のないような痺れがある時、排尿のコントロールができない時(膀胱・直腸障害)、足首が垂れてしまう(下垂足)ような状態の時は椎間板ヘルニアの可能性が高いですので、緊急に病院で受診する必要があります。

 

ぎっくり(ギックリ)腰の治療

ぎっくり腰の原因として、主にふたつ述べましたが、①筋・骨格に原因があるいわゆるぎっくり腰 ②軽度~中程度の椎間板ヘルニアの疑いがあるものも の初期症状は似ており、この段階でなにが原因かを特定することは難しいことです。

椎間板ヘルニアなどの器質疾患が背景にあるものは腰痛全体の約15%ですから、だいたいの場合は、筋肉、骨格の問題を主に考え、治療していけばいいことになりますが、椎間板ヘルニアの疑いがあるものは、まず、MRIの検査を受けていただきます。

単純なぎっくり腰なのか、ヘルニアが関係しているものなのかをきちんと鑑別してから治療に入ることが大切です。

いずれにしても、ぎっくり腰を起こした直後の筋肉は異常な緊張状態にあります。

治療は、まずは異常な緊張を起こしている筋肉を緩めてあげること、体のバランスをとりながら関節の可動域を増やしてあげることを中心に無理のない治療を行います。腰は前かがみに曲がってしまい、起こせない状態のことが多いですので、少しでも腰が伸ばせる状態に戻してあげることがこの段階での目標です。

この段階では筋・骨格の問題から起こるぎっくり腰にしろ、椎間板ヘルニアの疑いもあるぎっくり腰も治療方法は同じです。強い痛みを緩和してあげる、楽にしてあげることが共通の目標です。

骨格系の問題であれば、発症当時の痛みは強くても比較的早く回復することが多いのですが、MRIで椎間板ヘルニアと診断がついたものは、発症の初期症状はぎっくり腰と似通っていても、その原因は筋・骨格系の問題、プラスα椎間板ヘルニアによる神経圧迫ですから状況は少し複雑です。

椎間板ヘルニアと判明したものは、ぎっくり腰の治療ではなく、、椎間板ヘルニアの治療になるわけですから、いわゆるぎっくり腰のように短期間には治りませんし、時間がかかるというのも納得いただけるかと思います。

一番多い筋肉や骨格の問題についてですが、人は直立している時、背中の筋肉はほとんど緊張していないのが正常です。背中の中心に背骨がまっすぐ通っていれば、両側の筋肉に偏った負担がかかることはありません。

しかし、歪みが出来て左右のバランスが悪くなると、それを支えるために筋肉が常に緊張している状態になります。日頃から「どうも腰や背中の筋肉が張っている」という自覚症状があるのはこの時期です。

常に緊張を強いられている筋肉はその限界を超えると、ほんのささいなことが引き金となり痛みが起こります。顔を洗おうとしてかがんだ拍子に、椅子から立ち上がろうとして、くしゃみをした瞬間になどきっかけとは言えないようなことなのですが、普段から常に負担を強いられている体にとって大きな要因は必要ありません。なんでもないようなことでぎっくり腰を起こすのは、以前から問題が背景にあるからです。

ですから、ぎっくり腰の治療は骨格的な問題を解消し、体をバランスのとれた状態に戻してあげること、また、そういう不均衡を引き起こす原因である筋肉の過緊張を緩めてあげることが治療の基本になります。

筋緊張をとるには鍼はとても有効です。鎮痛効果と緊張を緩めるのにも効果があります。当院でははり治療は希望者のみに行います。

再発を繰り返す方は普段から「危ない」とか「はり感が強い」「腰が重い」などの自覚症状があるはずです。この普段の状態をよくしてあげることが、ぎっくり腰を頻繁に起こさなくすることにつながります。痛いときに、薬や注射などの対処療法に頼ってしまうと、痛みは鎮まっても、根本の原因は治っていません。ぎっくり腰を起こしやすい状態はそのままですからささいなことで再発を繰り返します。

薬などの鎮痛剤にはなるべく頼らず、まず筋肉の過緊張を緩める、次に骨格的な問題を解消するという手順で治していくと、普段の腰の状態がよくなります。その結果、ぎっくり腰を何度も繰り返すということはなくなっていきます。

ぎっくり(ギックリ)腰の治療方法  

写真のようにベットに腰掛けていられる状態であれば、治療可能です。

ぎっくり腰を起こした直後は痛みも強く、椅子に座ったり、立ち上がったりやベットに横になったりするのもままならないという状態であることが少なくありません。こういう状態で患者さんにうつ伏せになったり、仰向けになったりしていただくのは大変なことですので、当院ではベットに座ったままの状態で治療を行います。

痛みが強く来院を迷われている場合、なんとか自力で来れるか、ベットに座った状態で30分位いられるかを目安に判断してください。椎間板ヘルニアの疑いがないぎっくり腰は、1回の治療でかなり楽になって帰れます。

初回~数回の治療は、腰をある程度伸ばせるようにする、痛みを軽減させるということが治療の主眼です。ある程度動けるようになった段階で骨格的な治療に移ります。

当院では痛くない、怖くない、安心してかかれるをモットーに安全で効果的な治療法を最も重視して治療しています。体を捻ったりするような治療はしておりませんので、安心してお越しください。

 

ぎっくり(ギックリ)腰の治療間隔

筋・骨格の問題から起こるぎっくり腰は短期間で回復するものが多数です。発症直後~数日が一番痛みも強い時期ですので、連続して治療するのが、一番効果的です。

整形受診後でも受診前でもどちらでも大丈夫です。痛み止めなど薬に頼らず対応できるものがほとんどです。薬を飲まなくても我慢できるようであれば、痛み止めを飲まずに来院ください。

一方、椎間板ヘルニアを疑うぎっくり腰は、痛みはすぐにとれません。治療期間も長期にわたることが普通です。椎間板ヘルニアが疑わしい場合、一度整形外科を受診して、鎮痛剤を飲みながら治療をしたほうが痛みから早く開放されます。

MRIでヘルニアが見つかれば、いわゆるぎっくり腰ではなく、腰椎椎間板ヘルニアという病名になります。この場合の治療間隔は、急いでもあまり意味はありません。治療が長くかかることと念頭に急がず、ゆっくり治していくということになります。

ぎっくり腰は急な痛みの総称です。前述のように筋骨格的な問題で起きたぎっくり腰は短期間で治るものがほとんどです。一方、椎間板ヘルニアとなるとそう簡単にはいきませんので、しっかり腰を据えて治療していく必要があります。

 

ぎっくり(ギックリ)腰の治療期間

ぎっくり腰の原因として一番多いものが、筋肉や骨格的な問題に起因したものです。ぎっくり腰は痛みが強くでることが多いですが、これらを原因としたものは治るまでにそれほど時間を要しません。
3回~5回ぐらいの治療で治癒するものが多数です。

一方、なかには椎間板ヘルニアを疑うものもあり、この場合、すぐには痛みはとれません。治療期間も長くかかることが一般的です。

 

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